
以下、転載内容。
みなさま
先ほど参議院議員会館で、原子力規制委の人選の問題に関する院内集会に参加しました。
今日の集会は、全国民が聞くべき、相当に深刻で緊急性を有する内容でした。
原子力政策開始から福島事故を経てなお、日本国民の最大のピンチは「今」だと確信します。
原子力規制委員会の委員長・田中俊一が人格的に最悪であることも、また、その他の委員が原子力ムラに
どっぷりつかっていることもいずれも深刻な問題ですが、ことの本質は、原子力規制委員会が全ての
原子力行政・被曝問題について、一手に握ってしまうという制度自体にあります。
大飯原発再稼働に際して、野田は、「わたしが責任を持って…」と言ってひんしゅくをかいましたが、
原子力規制委員会が出来たら、ナント野田は責任を取らなくてよくなるのです。
今回の原子力規制委設置法案に於いては、原子力関連施設の事故について「内閣は責任を負わなくていい」と、
はっきりとうたわれているというのです!
(野田はこのことを、あのデカイ頭の片隅において、国民に大言壮語を吐いたのです)
委員長は任期5年。委員は任期2年と任期3年の者が2名ずつで構成され、その間、原発の再稼働から
プルサーマル、核燃サイクル、全てその5人に決定権があります。
福島の放射能問題においてもです。
年間100ミリシーベルトまで大丈夫、除染で福島を復興しましょう、避難して賠償請求なんてやめましょうと
大号令をしている田中俊一が全権を握るのです。
政府さえも干渉できません。
そして、ひと度事故が起きたら、かの5名が全ての責任を負うということになっているそうです。
たった5人の人間が、日本国民の安全について、どんな責任を取れるというのでしょうか。
事故がなければもうけもので、委員長であれば5年間好きにしていいのです。
仮に任期中に深刻な事故があれば、5年は拘束されますが、任期が終われば責は免れます。
今であれば、政府相手に、再稼働反対、被曝線量基準の見直し、活断層調査を、署名やデモで訴えられますが
(選挙で投票しないぞという脅しもききますが)、規制委に全権が移ったら、それらがみな意味を成さなくなります。
国民投票でさえ、です。
しかも、委員長初め委員の、任期中の罷免も要求出来ません!
決まったが最後、委員会の裁量が絶対になるのです(曲がりなりにも専門家集団ということになっているので)。
原子力独裁の幕開けです!
民主党がスキあらば滑り込ませようと画策している、秘密保全法案とセットで動き始めたら、わたしたちは
終わりです。
規制委員会の委員の内示が今日国会でなされ、衆参の採決は、来週にも行われようとしております。
本当に時間がないのです。
一人一人が武器になって闘わなければ、この国難は乗り越えられません。
最大のピンチというのは、このことです。
どうか、ツイッターでも何でもいいので、このことを広めてください。
議員さんや、マスコミにも伝えて下さい。
声を上げられる時間はそうないかもしれないのです。
伏して、伏してお願いします。
わたしたちの、そして、こどもたちの運命がかかっています。
転載内容、ここまで。
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- 2012/07/27(金) 14:14:14|
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