62年にドイツで生まれたアリ・アップは、76年にドラマーのパルモリヴらと共にスリッツを結成。 クラッシュの前座などで名を上げ、79年にはデニス・ボーヴェルをプロデューサーに迎えた ファースト・アルバム『Cut』を発表。パンクやレゲエ、ダブを混合した特異なサウンドで シーンに衝撃を与えた。 セカンド・アルバム『Return Of The Giant Slits』発売後にスリッツは解散するも、 アリはニュー・エイジ・ステッパーズに参加するなどして音楽活動を継続。2005年に 初のソロ・アルバム『Dread More Dan Dead』を発表し、2006年にはスリッツを再結成。 昨年にはスリッツとしては実に28年ぶりとなるニュー・アルバム『Trapped Animal』をリリースして、 アーティストとしての健在ぶりを示していた。