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TURN ON TUNE IN DROP OUT.

WITS END

wits_skate.jpg


約一年前、とあるイベンターからオファーがきた。
その内容とは「WITS END」の復活であった。
2002年に今回オファーが来た同イベントで解散し、その後メンバー5人が一同に
会する事もなかったのだが、由緒あるイベントなだけに筋の通った答えを出す為、
メンバー個々の意見ではなく5人揃ってバンドとしてまとまった答えを出す事にした。

そして2010年5月、8年振りに再会した5人。
解散後、Voはアートの道へ、Gr.1は新しいバンドへ、Gr.2はDJの道へ、Baはサッカー、
DrはTwisted DJの道へと個々に違う道へ進み出し、
メンバーそれぞれが自分の道を追求していただけに、どんな雰囲気になるか
不安もあったが、ファーストコンタクトの一瞬で当時のいいヴァイヴレーションが
そのまま色褪せる事なくそこに蘇った。
今回で最後となるそのイベントにどうしても出演して欲しいという主催者側からの要望で、
それに前向きに答えられる様、水面下で検討・努力を続けていたのだが、
メンバー5人の内、唯一現役でBANDを続けているGr.1から「ワイフがBabyを授かった」と伝えられ、
その出産予定日がLIVE当日とバッティングしかねない時期だった為、
絶対に参加は出来ないという事態に...

Gr.1以外、音楽活動をしているメンバーはいるもののバンドとして演奏していないブランクが
長過ぎる為、Gr.1がいない状態でのLIVEは難しいと判断せざる負えなかった。
替わりのGrを入れるという案も出たが、それは本来のWITS ENDではないし、どんな形でも
曲が同じなら関係ないというのは聞き手側の意見であり、我々演奏する側の立場からすると
フルメンバーでの演奏が出来ない以上、最高のLIVEは出来ないという結論に達した。
メンバーとイベント主催者との協議の末、お互いが納得した上でやむなくオファーを断る結果となった。

例え一夜限りといえども、過去最高のテンションや状態でステージに立ち、演奏する事が
出来ないのならば、我々にとってやる意味はないし、正直そんな姿をクラウドに見せたくはない。
我々がやってきた事は商売先考型音楽ではなく、バンド解散後も自分達が個々に表現する音や
アティテュード、ライフスタイルを追求しているからこその決断であった。
伝える側と感じる側のお互いが、尊重し合えない関係ではLIVEなんて成り立たない。
主催者にもキャンセルを快く受け入れてもらい分かり合えた事と、今回オファーがあったことで
5人がまた再会する機会を与えてもらい、お互いの現在の意思を再認識し合えた事に感謝している。

ここから先は我々の私的見解であり、特定のものに向けたものではない。
我々が追求してきた音楽はシステマティックなビジネスの道具ではなく、
自由を勝ち取る為、権力や弾圧に対する反抗と抵抗の音楽でなければならないと思っている。
先駆者達が残してくれたものに対する敬意を忘れる事もない。何が本物かは自分自身で判断する。
権力や暴力や圧力で支配された操り人形や奴隷として生きるのではなく、
自由と解放を願い、平和と平等を祈り行動し、叶える為に音楽があると信じている。
これからも今までと変わる事なく自分の信じた音楽を追求し、その道を突き進んで行くだろう。



WITS END 2010/07/





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  1. 2010/07/30(金) 00:00:52|
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